黒コッペクリームサンド(フジパン)です。形はシンプルなコッペパン、そして黒糖の風味豊かなしっとり生地に、ミルク風味のクリームをサンドしたパンです。クリームとコッペパンの組み合わせは、どこか懐かしく飽きの来ない味わい。富士懐古ISM商品です。
黒コッペクリームサンドは、外袋を見ただけで細長いコッペパンであることがわかります。
透明な袋に、右側はイラストで「ロングセラー」と記載され、「黒コッペクリームサンド」と気取りなく商品名が描かれています。
茶色、赤、白など、色使いもシンプルです。
袋を開けると、ふわっと黒糖の香りがします。
パンがサンドしているのは白いクリームです。
たったそれだけのシンプルなパンです。
クリームは、黒糖とは甘さの質が微妙に違います。
黒糖は、苦いような、でも一本心の通った甘さ。いうなれば父親の甘さです。
クリームは、もっぱらやさしい甘さです。母親の甘さです。
そして、なめらかさで口どけも良いといえます。
子どもが、両親の価値観の幅から人格を豊かにしていくように、このふたつの甘さが渾然となってうまさの幅が広がります。
ただし、シンプルですが、カロリーは585kcalと、ご飯1膳を超えて食事の範疇です。
富士懐古ISM商品の美味しさと懐かしさ
黒コッペクリームサンド(フジパン)について銘打たれている富士懐古ISM商品とは何か。
フジパン公式サイトによると、世の中の懐古ブームに沸く2004年、自社が昭和30年代にヒットさせた黒コッペを復活させよう、という話になったそうです。
しかし、当時のレシピがなかったので、当時を知る人たちの記憶を頼りに完成させました。
もっとも、たんなる昭和30年代の復活ではなく、黒糖香るしっとり生地のクリームも、少しだけ進化させているそうです。
懐かしい人も、初めて食べる人も「おいしい」と感じてもらえるよう、「今」と切れていない商品にしたかったのでしょう。
黒コッペクリームサンド(フジパン)の栄養成分は、エネルギー512kcal、たんぱく質8.9g、脂質19.3g、炭水化物75.7g、食塩相当量0.89gです。
黒コッペクリームサンド(フジパン)の原材料は、小麦粉、ミルク風味ファットスプレッド、砂糖、マーガリン、加工油脂、黒糖入りシロップ、卵、パン酵母、ブドウ糖、食塩、カラメル色素、乳化剤、香料、加工デンプン、ソルビトール、イーストフード、酸化防止剤(V.E、カテキン)、V.C、(原材料の一部に卵、乳成分、小麦、大豆を含む) などとなっています。
シンプルな作りで、懐かしさと美味しさが味わえる黒コッペクリームサンドです。
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