梅あんぱんです。ヤシパンという大田区池上本門寺にほど近いベーカリーの“ご当地商品”です。やわらかいパン生地の中に、梅の甘酸っぱい味がする餡が挟まっています。あんぱんのように完全に包み込むのではなく、ところどころあいていて中の餡が見えます。
梅あんぱんと聞いて、どのようなパンを思い浮かべますか。
ヤシパンの梅あんぱんは、通常のあんぱんのような丸い形をしています。
しかし、すべてパン生地におおわれているのではなく、半分ぐらい中身が見えるようになっています。
梅の形なんですね。
よく見ると、黄色いあんが見えます。
これが、紀州南高梅を使った梅餡です。
梅あんが入っているから梅あんぱんです。
てっきり、普通のあんぱんの上に梅でも乗っているのかと思いましたが、やわらかい生地のパンの中に、梅の甘酸っぱい味がする餡がしっかり挟まっています。
食べてみると、爽やかな酸味です。
たしかに、梅あんぱんという名にふさわしい商品です。
ただ、おいしくて“ご当地商品”だけに、地元の人、参拝者など多くの人が購入するため、すぐ売れてしまうようです。
この記事でやっと使えるようになりましたが、商品をすぐには変えず、2度目に行ってやっと買えました。
梅あんぱんを買い求められる時は、事前に電話をした方がいいかもしれません。
梅は池上の花であり大田区の区花
池上本門寺。
日蓮宗の信徒でなくても、名前ぐらいはご存知ではないかと思います。
日蓮宗の総本山であり、お正月の初詣は参拝者数が三本の指に入り、毎年ニュースで報じられます。
日蓮の亡くなった毎年10月13日とその前々日、および前日は、大田区池上という町をあげてのお祭り、お会式が行われます。
日常的にも、朝市その他、行事が数々行われ、参拝者は通年途切れることがありません。
ヤシパンは、その池上本門寺のほど近くにあるベーカリーです。
お店自体は、事前によく調べないと通り過ごしてしまうかもしれない、6畳にも満たない面積です。
ショーケース1つの対面方式ですが、奥でパンを作っていて、いろいろな種類のパンが少しずつ売られています。
そのひとつとして、たんなるパンではなく“ご当地商品”として作ったのが、梅あんぱん。
梅がなぜ“ご当地”かというと、梅は大田区の区花です。
池上本門寺の裏には、池上梅園があります。
かつてのNHK連続テレビ小説、梅ちゃん先生とは、大田区梅屋敷が舞台になっています。
その大田区梅屋敷には、梅屋敷公園と呼ばれる、文字どおり梅の公園があるほどです。
池上本門寺に来られた際は、ヤシパンに寄られて、梅あんぱんはいかがですか。
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