『乳酸菌ミルク&トリプルベリーデニッシュ』(Pasco=敷島製パン)です。乳酸菌といえば、普通ヨーグルトやカルピスなどです。トリプルベリーということは、○○ベリーが3重に入っていると想像できる。とにかく名前だけで興味深い商品です。
『乳酸菌ミルク&トリプルベリーデニッシュ』は、2017年8月1日新発売です。
市販パンに、新たなおすすめ品が登場しました。
『ミルク&トリプルベリー』なんて、いかにも盛りだくさん、という感じがしませんか。
順にご説明しましょう。
まず、『乳酸菌』からですが、『シールド乳酸菌RM-1』という森永乳業株式会社が登録商標した乳酸菌のことです。
乳酸菌は一般に、腸内の免疫細胞にはたらきかけることで、免疫機能を調節すると考えられています。
シールド乳酸菌という名前の由来は、盾(シールド)のように、外部からの敵を防御することをイメージして森永乳業が名づけたそうです。
森永乳業によると、シールド乳酸菌を摂取させたマウスによる試験で、インフルエンザ感染の症状が軽減されることを確認したといいます。
ただ、乳酸菌というと、ヤクルトのように、きちんと栓をして冷たくして保存することをイメージします。
パンのクリームに入れて常温管理できるのか、という素朴な疑問があります。
乳酸菌は、常温でも発酵が進みますが、腐敗菌や雑菌ではないので、一定期間は放置しても大丈夫と言われています。
そもそも、シールド乳酸菌RM-1は、殺菌処理することで増える能力を失わせているそうです。
つまり、ヤクルトではなく、カルピス型の乳酸菌です。
乳酸菌は、パン一個あたり、シールド乳酸菌100億個配合したクリームを使用しているそうです。
100億個というのは、一般的な市販ヨーグルト100g分の乳酸菌数に相当するといいます。
ストロベリージャムの果肉感や粒感としっとりサックリのデニッシュ
次に、トリプルベリーですが、ストロベリー、ブルーベリー、クランベリーという3種のジャムのことです。
ストロベリーは、バラ科の植物またはそれになる実のことで、オランダイチゴ、キイチゴ、ヘビイチゴなどの総称です。
クランベリーとブルーベリーは、ツツジ科スノキ属です。
甘酸っぱさが、微妙に違うとのでしょう。
公式サイトには、ストロベリージャムの果肉感や、ブルーベリージャム、糖漬クランベリーの粒感を感じていただけます、と書かれています。
『乳酸菌ミルク&トリプルベリーデニッシュ』は、デニッシュ生地で、乳酸菌(殺菌)入りのミルククリームを包み、そのストロベリー、ブルーベリー、クランベリーという3種のジャムをトッピングしました。
デニッシュ生地の中央にベリーソース、中にミルククリームが入っています。
ベリーソースは甘酸っぱさが引き立ってスッキリした味わいです。
一方、生地の中にミルククリームが程好く絞り込まれ、ミルクのコクがあり甘さも穏やかです。
乳酸菌というと、てっきりヨーグルトのような味をイメージしますが、そこまでクリームに酸味はありません。
デニッシュはしっとりしつつもサックリもしています。
層が薄めで歯切れがいい塩味です。
デニッシュにジャムとクリームってどんな感じだろうと思っていましたが、なかなかいいですね。
原材料は、小麦粉、殺菌乳酸菌粉末入りミルクフラワーペースト、マーガリン、いちごジャム、ブルーベリージャム、糖類、糖漬クランベリー、パン酵母、ファットスプレッド、食塩、乳等を主要原料とする食品、卵、濃縮還元レモン果汁、加工油脂/加工デンプン、ソルビトール、ゲル化剤(増粘多糖類)、乳化剤、グリシン、香料、酸味料、酢酸Na、増粘多糖類、保存料(ソルビン酸)、pH調整剤、イーストフード、リン酸Ca、着色料(紅麹、カロチノイド)、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンC、(一部に卵・小麦・乳成分・大豆・りんごを含む)です。
栄養成分は、エネルギー343kcal、たんぱく質5.5g、脂質16.7g、炭水化物42.6g、食塩相当量0.7g、飽和脂肪酸4.6g、トランス脂肪酸0.3g、コレステロール3mg、となっています。
乳酸菌入りクリームの入ったデニッシュはいかがですか。
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