かぼちゃあんぱん(木村屋總本店)です。かぼちゃの素材の風味と甘味を活かした「かぼちゃあん」を、木村屋總本店独自の酒種配合の生地で包みました。「伝統の香りと食感の生地」を強調しています。例年この時期に発売されますが、今年も季節限定商品です。
かぼちゃあんぱん(木村屋總本店)は、少なくともこのブログの著者が知る限り、2012年には季節限定商品として発売されています。
昨年の2016年も見ました。
外袋のデザインが違い、パンも細かいところが変化していますが、あんぱんのパン生地と形で、北海道えびすかぼちゃのあんを包んでいるという点では一貫しています。
というわけで、2017年発売のかぼちゃあんぱん(木村屋總本店)の外袋は、左半分が透明、右半分が黄土色です。
透明部分には、かぼちゃあんぱんの断面のイラストが描かれています。
黄土色のかぼちゃあんが見えます。
中を開けると、表面がやや硬めのまるいパンが出てきます。
上には白ごまがかかっています。
伝統的なあんぱんの形です。
食べてみると、ほっくりした食感もなめらかなかぼちゃあんです。
甘さも甘すぎずちょうどよく、かぼちゃを十分に感じられるおいしさです。
かぼちゃあんの構成は、白いんげん豆や砂糖や還元水あめ、植物油脂、寒天、食塩などを使っています。
大手亡豆(白いんげん豆)は、白粒餡の材料なりますが、ほかの材料との相性も良いので、今回かぼちゃと混ぜたのだろうと思います。
手間隙かかっても風味で上回るものを
かぼちゃあんぱんのパン生地は、木村屋總本店独自の酒種生地です。
酒種というのは、要するに酒の酵母です。
米と麹と水出てきています。
パンは、酵母が発酵するときに排出する炭酸ガスで生地が膨らみます。
一般にパンに使われる酵母は、イースト菌です。
木村屋總本店の場合、パンを作る時は、イースト菌ではなく、酒の酵母で膨らませているということです。
ではそれは何が違うのか。
木村屋總本店のサイトによると、イースト菌は糖蜜を栄養源とするけれど、酒種は米を栄養源としているそうです。
そして簡便性においてはイースト菌が優れている一方、風味においては酒種に軍配が上がるので、創業以来、酒精にこだわってきたというのです。
木村屋總本店のパン生地の美味しさは、そこに理由があったのです。
かぼちゃあんぱん(木村屋總本店)の栄養成分は、エネルギー228kcal、たんぱく質4.9g、脂質4.4g、炭水化物42.3g、ナトリウム94mgです。
カロリーは意外に低めですね。
かぼちゃあんぱん(木村屋總本店)の原材料は、かぼちゃあん(かぼちゃ、砂糖、白いんげん豆、還元水あめ、植物油脂、寒天、食塩)、小麦粉、砂糖、食用加工油脂、卵、酒精、パン酵母、脱脂粉乳、白ごま、バター、小麦たんぱく、食塩、ぶどう糖、トレハロース、グリシン、乳化剤、(原材料の一部に卵、小麦、乳成分、大豆、ごまを含む)などとなっています。
酒精で作ったパンと、かぼちゃあんの組み合わせ、
いかがですか。木村屋總本店のかぼちゃあんぱん。
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